実家を相続された方で「空き家になった実家のタンスを処分したい」という方もいらっしゃると思います。

タンスを処分する場合、主に「買取」「無料引取り」「廃棄処分」の3つの方法があります。

タンスのような大きなものは、タンス自体は「無料で引取ります」と言われても、別途搬出などの作業費がかかる場合もあるので注意が必要です。

それでは、タンスの処分方法や注意点などを分かりやすくご説明したいと思います。

「タンスの処分」を考えるときの注意点

タンスの処分を考えるときの注意点

空き家の売却で家の中の物を処分しなければいけなくなった時に困るのがタンスのような大きな家具だと思います。

タンスはアンティークや有名ブランドなど特別なものでない限り、家からの搬出・運搬を無料で買い取ってもらえるところは多くありません。

一般的なタンスは、運ぶのに人手がかかり、保管の場所も取り、買い手も少ないという理由で、無料での引取りであっても断られることがよくあります。

しかし、一般的なタンスであっても、家からの搬出も含めて無料で引き取ってもらえるケースもあります。

それは、買取・回収業者に「タンス以外の食器や本、おもちゃ、雑貨なども一緒に引き取ってもらう」ことです。

家のものを処分する場合、まずは自分で減らすことができる普段使用しているの食器やおもちゃ、本、手芸など趣味のものを捨ててしまう方が多くいらっしゃいます。

本などは古本店に持って行っても、重くて手間がかかっただけで、たいしたお金にならなかったという経験もあるのではないでしょうか。

小型家電や鍋や使いかけの食器などは市町村の窓口に連絡して出来るだけ小型ごみや粗大ごみなどで捨てて、最後に残った運び出せない大きなタンスをどうしようか・・・という方も多いと思います。

意外に思われるかもしれませんが、家のものを全く捨てずに一つの業者に丸投げした方が、お金がかからない場合が多くあります。

こういった注意点を含めて、以下にタンスの処分方法を分かりやすくご説明したいと思います。

【タンスの処分1】タンスの買取

タンスの買取をしてもらう場合、家まで来てもらって運び出してもらう「出張買取」と、ご自身で店舗まで運んで買い取ってもらう「持ち込み買取」の2つの方法があります。

タンスの場合、家からの搬出も含めて買取をしてもらえるケースは限られています。

当社で言えば、状態の良い海外のアンティークや古い和箪笥などは、家からの搬出は無料で買い取らせていただける可能性があります。

買取業者に「出張買取」をしてもらう

買取業者がお客様の家に訪問して、買取業者が家からタンスを搬出して自社の保管場所まで運搬する買取を、一般的には「出張買取」と言います。

搬出などの作業の際に万が一の事故があった場合に備えて保険に加入している業者もあります。

当社では万が一の作業中の破損などに備えて、東京海上日動「超ビジネス保険」の「賠償責任に関する補償」に加入しております。

必ずしもこういった保険に加入していなければいけないということではありませんが、タンスのような大きなものを搬出する出張買取を依頼する上での一つの参考になるかもしれません。

買取業者に出張買取を依頼する場合の注意点

買取業者にタンスの出張買取を依頼する場合、「そのタンスを買い取ってもらえるか」と「搬出・運搬の費用が別途かからないか」を確認する必要があります。

それぞれ、どのような点に注意するのかを見てみましょう。

「買取可能な家具」の確認

タンスの出張買取は、「ブランド家具・デザイナーズ家具限定」とされている場合があります。

もし処分したいタンスが一般のタンスではなく、ブランド家具やデザイナーズ家具の場合は、搬出や運搬も含めて買取してもらえる可能性があります。

ブランド家具専門で買取をされている会社もありますので、ブランド家具やデザイナーズ家具の買取を依頼したい場合は、そういった会社に一度ご相談されるのも良いかもしれません。

ブランド高級家具高く売れるドットコム

「タンス買い取ります!」のような広告を出されている業者でも、一般的なタンスを買い取ってもらう場合は、事前に写真を送るなどして出張買取が可能かを確認されるのがよいと思います。

一般的なタンスの中でも桐のタンスや着物箪笥(上部の扉を開けると着物を入れる引き出しになっているタンス)などは、買取も無料引取りも出来ないケースが多くあります。(当社でも桐のタンスや着物箪笥は、当社倉庫への持ち込み頂いて、かつ、無料であっても、基本的に引取りが出来ません。)

「搬出・運搬費用」の確認
「搬出・運搬費用」の確認

タンスは買い取るけれども、タンスを家から搬出する費用や業者の倉庫に運搬する費用を別途請求される場合がありますので、最終的にかかる全ての費用の確認が必要です。

例えば、タンスは2,000円で引き取って、搬出・運搬費用が12,000円かかるので、結果として10,000円請求されるということもあります。

何社か相見積もりを取って、搬出・運搬に適正な費用なのかの確認もとられるのが良いと思います。

リサイクルショップ等へ「持ち込み買取」をしてもらう

タンスの出張買取は出来ないけれども、店舗まで持ち込みであれば買取が出来るという業者もあります。

但し、どんなタンスでも買い取ってもらえるとは限りませんので、その点は事前に確認するなどの注意が必要です。

リサイクルショップに持ち込む場合の注意点

リサイクルショップに持ち込む場合の注意点

タンスは買取が出来ないという会社も多くあります。

タンスの買取はしているけれども、「三辺の合計が350cmより大きなタンスは買取できない」というような条件が付いているケースもあります。

また、タンスの種類や状態によって買取が出来ないというケースもあります。

買取が出来ないだけではなく、無料引取りであっても出来ないという場合もあり、その場合は持ち込んだタンスを持ち帰らなければいけなくなります。

そのため、タンスを店舗に持ち込む前に店舗へ連絡をして、持ち込む予定のタンスの買取をしてもらえるかを事前確認する必要があります。

【タンスの処分2】タンスの無料引取り

「自分でタンスを運び出すのは大変なのでやりたくないけど、お金もかけたくない・・・」という方は多いと思います。

まず無料引取りの場合、悪質な業者の事例もたくさんありますので、タンスに限らず注意が必要です。

埼玉県のホームページにも以下なような事例が掲載されています。

【事例1】

不用になった電気製品等を無料で回収するとアナウンスしながら巡回していた業者にパソコンとプリンタの回収を頼んだら2万円請求された。業者の態度に恐怖を感じて払ったが、無料と言っていたのに高額で納得できない。

【事例2】

「見積り無料」のチラシを見て廃品回収業者に連絡して来てもらった。自転車とテーブルセットの処分を依頼したが、更に業者は物置にある他の物品を物色し、「これは使えないし、邪魔だろう。」と言いながら次々とトラックに積み込み、見積り書も渡されず15万円も支払わされてしまった。

廃品回収業者とのトラブルにご注意!(埼玉県HP)

このようなトラブルにならないように、ホームページの内容をチェックしたり、事前の電話の対応などから判断、安心できる業者を探して依頼しましょう。

「タンスのみ」を無料引取り

タンスを無料で引き取る場合であっても、タンスを家から運び出して倉庫まで運ぶ人件費やガソリンなどの経費はかかります。

そういった費用は、無料引取りしたタンスを専門業者などに販売して回収することになります。

そのため、無料引取が出来るタンスは、販売した時に以下の経費に加えて自社の利益が出る金額で売れるものに限られます。

  • 搬出・運送にかかる人件費
  • ガソリンなどの経費
  • 売れるまでの保管料
  • 販売にかかる人件費と経費

但し、持ち込みの場合は搬出や運搬の費用がかからないので、「出張して無料引取は出来ないけれども、店舗への持ち込みであれば無料引き取りOK」という業者もあります。

こういった点も事前に確認しましょう。

「タンスのみ」無料引取りを依頼する場合の注意点

ご説明したようにタンスを引き取る場合、タンスが無料であっても人件費や経費がかかるため、一般的には、それ以上の金額で売れるものでなければ無料引取りはできません。

「タンス無料引取り」と書かれている場合、家からの運び出しや持ち帰ってもらう費用(搬出費用・運搬費用)が発生しないかを確認する必要があります。

一般的には搬出・運搬費用がかかるケースが多いと思います。

搬出・運搬などの費用がかかる場合、作業後にトラブルにならないように、引取りの依頼をする前に見積りをとるようにしましょう。

「タンスとその他の不用品」を一緒に無料引取り

「タンスとその他の不用品」を一緒に無料引取り

タンス以外にも、空き家の中にある物全部を処分したいという場合もあると思います。

一般的なタンスの場合、一概には言えないのですが、無料で引き取って専門業者に販売した場合は数百円から数千円程の売値になります。(ネットオークションなどで売れる場合はそれ以上になる場合もあります)

この数百円から数千円の売上に対して、人件費や経費をかけて無料で引き取ることは難しいのですが、他に無料引取りが出来るものがあれば、事情は変わってきます。

例えば、使いかけの皿やナイフ・フォークなどの食器も、無料で引き取ってリユース用に販売した場合、数十円から数百円の利益になります。

本、昔買った旅行のお土産のコケシ、レコード、おもちゃ、花瓶、開店祝いでもらった会社のタオルなどなど、どれも単品ではリユース用に販売して数十円から数百円、高くて数千円の利益になる場合があります。

それぞれ単品で出る利益は少ないのですが、これを集めることで、まとまった利益になる場合があります。

そのため、全てまとめて無料引取りであれば、搬出・運搬などの費用はかからずに無料で引き取りをしてもらえる場合があります。

当社でも埼玉県近郊で、雑貨・本・食器その他など家の中のものがをある程度まとまった量で無料引取りさせて頂ける場合は、タンスの搬出・運搬も含めて無料で引き取りをさせて頂くことがあります。

無料引取だけではなく、買い取りが出来るものは、もちろん買い取りさせて頂きます。

無料引取ができるものは、リユースができるものです。

壊れていて修理も出来ないといったリユースが出来ないものは、無料引取りは出来ず廃棄処分になります。

廃棄処分をする場合は、各市町村が許可を出す「一般廃棄物処理業」の許可が必要になります。(産業廃棄物処理業の許可では家庭から出る廃棄物を運搬・廃棄処理することはできません)

当社では「一般廃棄物処理業」の許可はありませんので、お客様が一般廃棄物処理業者と直接契約をして廃棄処分をして頂くか、行政に粗大ごみの処分依頼をして頂くことになります。

当社では、お客様が一般廃棄物処理業へ廃棄の依頼をするサポートは無料で致します。(その場合、当社が一般廃棄物処理業者から紹介料や仲介料などを頂くことは一切ございません。)

「タンスとその他の不用品」の無料引取りの注意点

タンスの処分をされる前に、ご自身でいろいろなものを粗大ごみで処分されているケースが良くあります。

廃棄されたものをお伺いして、「それであれば無料で引き取りできましたよ」とお伝えすると、「そんなものまで無料で引き取ってくれるとは思わなかった」と驚かれることもよくあります。

処分したものが残っていた場合はタンスも無料で引き取れたのに、タンスだけになったので無料引取りが出来ないということになってしまうこともあります。

また、買い取れるものがあれば、その買取料金を引取りの作業代に充てることができます。

しかし、買取業者に買い取れるものを買い取ってもらった後なので、買い取れるものが無いために、作業代がかかるというケースもあります。

ですから、相見積もりを取って、そこから一つの会社に絞って処分したいものを全部その業者に任せるというのが、一番手間もかからず、費用面でもメリットがある可能性があります。

【タンスの処分3】タンスの廃棄

タンスを廃棄処分する場合は「一般廃棄物処理業」の許可を持っている業者に依頼する必要があります。

家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の「一般廃棄物処理業許可」や委託が必要になります。

「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では、家庭で出た一般廃棄物の回収はできません。

環境省や国民生活センターのホームページでも、無許可の回収業者に関する注意が掲載されていますので、十分お気をつけ下さい。

埼玉県のタンス処分方法

タンスは「粗大ごみ」として処分することができます。

料金や回収できる重量などに関しては、各市町村によって異なりますので、まずは行政窓口に確認をしましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「買取」や「無料引取り」といっても搬出や運搬の費用を請求される場合があることや、持ち込んでも引取りしてもらえないタンスがある事などもご理解いただけたかと思います。

「買取」や「無料引取り」は、何をしてくれるのか、費用はかかるのかを事前に確認しておくことが重要です。

また廃棄の場合は、お客様が行政に直接粗大ごみの処分の依頼をするか、一般廃棄物運搬・処分の許可をもっている業者とお客様が直接契約する必要があります。

「廃棄する場合も手配をして欲しい」と思われるかと思いますが、無許可で一般廃棄物の処分の契約に介在し、あっせん、仲介、代理等の行為を行うことは禁止されていますので、お客様ご自身で処分の手配をして頂く必要があります。

タンスの処分をご検討されている方へ、このページの情報が少しでも参考になりましたら幸いです。

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