
空き家の草刈り後、再び草が伸びにくくする目的で除草剤を使う方は多いです。
ただし、飛散(ドリフト)・流出・誤使用が起きると、近隣トラブルや健康被害につながりかねません。
ポイントを押さえて安全に進めましょう。
除草剤は「登録農薬」をラベルどおりに
日本では、農薬取締法に基づき農林水産省が登録した農薬のみが、定められた使用基準で使える仕組みです。
登録のないものは使用できず、登録品でも使用基準以外の使い方は不可です。
また、住宅地等で使う場合も、対象場所(例:空き地・駐車場・宅地等)に適用がある製品か、ラベルで必ず確認してください(「農林水産省登録第○○号」の表示が目印)。
農薬使用者には「人畜に危険を及ぼさない」「周辺環境の汚染を起こさない」等の責務が明記されています。
空き家で特に注意したい“3つのリスク”
- 近隣への飛散(ドリフト):住宅地では、住民(特に子ども等)への健康影響が出ないよう、飛散防止を徹底するよう国の通知で示されています(無風・弱風時の実施、飛散低減ノズル、風向き配慮など)。
- 散布区域への立ち入り(子ども・ペット):散布時・散布直後に第三者が入らないよう、立て看板の表示、立入制限範囲の設定などの措置が推奨されています。
- 水路・雨での流出:敷地が傾斜していたり、側溝・用水路が近いと、雨で成分が流れ出るリスクが高まります。散布日は天気を見て、大雨前後は避けるのが無難です。
失敗しないチェックリスト(草刈り後〜散布後)
| タイミング | チェック項目 | ねらい・理由 |
|---|---|---|
| 散布前 | 登録番号・適用場所・希釈倍数・使用量をラベルで確認 | ラベル遵守が原則(誤使用防止) |
| 散布前 | 近隣へ周知(目的・日時・薬剤名・連絡先)/必要なら看板設置 | 住宅地等では事前周知・看板等が推奨 |
| 散布前 | 風(無風〜弱風)・風向き、雨予報、散布ルートを確認 | 飛散・流出の低減 |
| 散布中 | 保護具(ゴーグル、保護マスク、手袋、長靴等)着用 | ラベル確認のうえ必要装備を着用 |
| 散布中 | 自己流の“混用”はしない/必要最小限の範囲に限定 | 現地混用を避け、最小限に |
| 散布後 | 散布日時・場所・薬剤名・使用量(希釈倍数)を記録 | 記録・保管が推奨 |
| 散布後 | 片付け・保管:飲食物と分離、鍵付き保管等 | 盗難・誤飲等の事故防止 |
事故を防ぐ“超重要”ポイント(実例ベース)
- ペットボトル等の空容器に移し替えない:誤飲事故が実際に多く、農水省も注意喚起しています。
- 残った薬剤・希釈液の扱い:ラベルの指示に従い、むやみに排水口や側溝へ流さないでください(流出リスク)。
- 「毎年この時期だから散布」は避ける:必要性を見て、物理的防除(草刈り・除草)を優先し、やむを得ないときに最小限で、という考え方が整理されています。
草刈り後の“効かせ方”のコツ(安全第一で)
一般に、茎葉処理型は葉から吸収するため、刈った直後より、草が少し伸びて葉が出てからの方が効果が出やすい傾向があります。
反対に、強風・高温・乾燥で薬液が飛んだり乾きすぎたりすると失敗しやすいので、無風〜弱風の落ち着いた条件を選んでください。
迷ったら無理に散布せず「再発防止の別案」も
空き家は管理頻度が下がりやすいので、防草シート+砂利、境界沿いだけ手作業で根ごと除去など、薬剤に頼らない方法も併用すると、近隣配慮の面で安心です。
まとめ

空き家の草刈り後に除草剤を使うと、再び草が伸びにくくなる一方で、飛散(ドリフト)・雨による流出・誤使用が起きると近隣トラブルや事故につながる可能性があります。
必ず「登録農薬」であることとラベル(適用場所/使用量/希釈倍数/注意事項)を確認し、散布は無風〜弱風・雨の直前を避けるなど条件を整えて、必要最小限の範囲で行いましょう。
散布時は保護具の着用、散布後は立入防止(看板・周知)と使用記録、薬剤の安全保管(移し替え禁止)まで徹底するのが安心です。
迷う場合は、除草剤だけに頼らず防草シート等の物理的対策も組み合わせると、管理負担とリスクを同時に下げられます。
草刈りに関するよくあるご質問
空き家の草刈りを放置すると行政から指導・勧告を受けますか?New!!
空き家の草刈り後に除草剤を使う注意点は?New!!
空き家の草刈りは年に何回が目安ですか?New!!
空き家の草刈りはなぜ必要ですか?New!!
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