坂戸市の片付け・不用品買取
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介護施設での生活
介護施設での新生活を始めると、家での生活とは違う環境になるため、最初は戸惑うかもしれません。
引越しをする前に「介護施設での生活」がどのようなものかを知っておくことで、新しい環境に早く慣れることもあります。
介護施設での生活は、家での生活と比べて自由度は下がりますが、安全・安心な環境で充実した日々を送ることができるというメリットもあります。
ポジティブな心構えを持ち、少しずつ新しい環境に慣れる努力をすることが、円滑な適応に繋がります。
新しいことにチャレンジする気持ちを大切にし、施設の生活リズムに合わせていくことが重要です。
施設のイベントや活動に積極的に参加し、他の居住者とも交流を持つことが、安心感と充実感をもたらすでしょう。
本記事では、介護施設での生活はどのようなものかを、家での生活と異なる点なども含めてわかりやすくご説明したいと思います。
【介護施設での生活1】生活リズム
介護施設での生活リズムは、一人暮らしをしている自宅での生活リズムと比べて、以下のような点で違いがあります。
スケジュール化された生活
介護施設では、食事、入浴、就寝時間などが、ある程度スケジュール化されています。
これは、入居者の健康管理や安全確保のためであり、また、集団生活の中で秩序を保つためでもあります。
自宅での生活では、自分のペースで自由に過ごすことができますが、介護施設では、決められた時間に特定の活動に参加することが求められます。
集団生活への適応
介護施設では、他の入居者との共同生活になります。
そのため、プライバシーが制限されたり、自分のペースで過ごすことが難しくなったりする場合があります。
完全な個室であっても、スタッフによる見守りや介助があるため、家での生活と比べるとプライバシーは制限されます。
また、他の入居者とのコミュニケーションや協調性も求められます。
自宅での生活では、一人で自由に過ごすことができますが、介護施設では、集団生活への適応が必要になります。
【介護施設での生活2】食事
介護施設の食事は、一人暮らしをしている自宅での食事と比べて、以下のような点で違いがあります。
自宅での食事
- 栄養バランス:自分で食事を用意する場合、栄養バランスが偏りがちになることがあります。特に、買い物や調理が困難な場合は、インスタント食品や出来合いのお惣菜に頼ることが多くなり、栄養が不足しやすくなります。
- 食材の柔らかさ:自分で食事を用意する場合、硬い食材や大きな塊の食材を避けるなど、食事内容に制限が生じることがあります。
- 食事のバリエーション:自分で食事を用意する場合、同じようなメニューになりがちで、食事のバリエーションが乏しくなることがあります。
- 食事のサポート:自分で食事を用意する場合、食事中のむせや誤嚥などのリスクがあります。また、食事量が減っていても気づかれにくく、健康状態が悪化する可能性があります。
- 食事の雰囲気:一人で食事をする場合、寂しさを感じたり、食欲が低下したりすることがあります。
介護施設での食事
- 栄養バランス:管理栄養士が献立を作成し、高齢者の健康状態や必要栄養素を考慮したバランスの取れた食事を提供します。
- 食材の柔らかさ:咀嚼や嚥下機能が低下した方にも食べやすいよう、食材を細かく刻んだり、柔らかく調理したり、とろみをつけるなどの工夫がされています。
- 食事のバリエーション:季節の食材を取り入れたり、行事食を提供したりするなど、食事のバリエーションが豊富です。また、個人の嗜好やアレルギーにも配慮した食事を提供する施設もあります。
- 食事のサポート:スタッフが食事の介助を行い、安全に食事ができるようサポートします。また、食事量の記録や体調の変化の観察も行い、健康管理に役立てています。
- 食事の雰囲気:他の入居者と一緒に食事をすることで、コミュニケーションの機会が増え、食事が楽しくなります。また、食堂の雰囲気も明るく、食欲増進につながります。
【介護施設での生活3】入浴
介護施設では、安全に配慮した環境で、専門的なケアを受けながら入浴できます。
また、機械浴の利用や入浴頻度の確保など、自宅での入浴が困難な方でも安心して入浴できるようサポートしています。
家での入浴と比べると、頻度が少なくなる場合がありますので、その点が不自由に感じられるかもしれません。
介護施設での入浴は、自宅での入浴と比べて、以下の点で大きく異なります。
安全性の確保
介護施設では、バリアフリー設計の浴室、手すりや滑り止めマットの設置、緊急コールシステムなど、転倒や溺水などの事故を防ぐための設備が充実しています。
また、介護スタッフが入浴介助を行い、安全に入浴できるようサポートします。
自宅の浴室は、必ずしもバリアフリー設計ではない場合があり、転倒などのリスクがあります。
特に一人暮らしの場合は、入浴中に何かあった場合に助けを呼ぶことが難しく危険なため、介護施設での入浴は安心できるという方もいらっしゃいます。
専門的なケア
介護スタッフは、入浴介助の専門的な知識や技術を持っており、入居者の身体状況に合わせた適切な介助を行います。
家族が入浴介助を行う場合、専門的な知識や技術がないため、適切な介助ができない可能性がありますが、看護師が常駐している施設では、医療的なケアが必要な場合でも安心して入浴できます。
機械浴の利用
機械浴は高価なため、一般家庭では導入が難しいですが、特別養護老人ホームなど、一部の介護施設では、寝たまま入浴できる特殊浴槽(機械浴)を導入しているところもあります。
身体機能が低下している方や、通常の入浴が困難な方でも、安全かつ快適に入浴できます。
入浴頻度
入居者の身体状況や希望に合わせて、週に数回の入浴が可能です。
また、個浴と集団浴があり、入居者の状態に合わせて選択できる施設もあります。
家での入浴と比べると、頻度が少なくなる場合がありますので、その点が不自由に感じられるかもしれません。
【介護施設での生活4】健康管理
介護施設における健康管理は、入居者の健康状態を維持・改善し、安心して生活できるよう、様々な取り組みが行われています。
介護施設の種類や入居者の状態によって異なりますが、一般的な内容を以下にご紹介します。
日常的な健康観察
- バイタルチェック(体温、脈拍、血圧など)
- 食事摂取状況の確認
- 排泄状況の確認
- 睡眠状況の確認
- 精神状態の観察
定期的な健康診断
- 年に数回の健康診断の実施
- 必要な場合は、専門医への受診のサポート
服薬管理
- 薬の種類、服用時間、服用方法の確認
- 服薬状況の記録
- 残薬の確認
医療機関との連携
- かかりつけ医との連携
- 緊急時の対応
- 訪問診療、訪問看護の利用
栄養管理
- 管理栄養士による栄養指導
- 個別の食事メニューの作成
- 栄養状態の評価
【介護施設での生活5】レクリエーション・交流
介護施設のレクリエーションは、入居者の心身の健康を維持・向上させ、生活に楽しみや生きがいをもたらすことを目的とした様々な活動です。
これらのレクリエーションは、入居者の身体状況や興味に合わせて、様々な工夫が凝らされています。
また、レクリエーションを通して、他の入居者との交流を深めたり、地域住民との交流を図ったりすることもあります。
具体的には、以下のようなレクリエーションが行われています。
身体機能の維持・向上を目的としたレクリエーション
- 体操やストレッチ: 座ったままできる体操、音楽に合わせて体を動かすリズム体操など、体力レベルに合わせた体操を行います。
- ゲーム: ボールを使ったゲーム、風船バレー、輪投げなど、楽しみながら体を動かすことができます。
- 散歩や外出: 天候の良い日には、施設の周辺を散歩したり、近くの公園に出かけたりします。
脳の活性化を目的としたレクリエーション
- 脳トレ: 計算問題、間違い探し、漢字クイズなど、脳を刺激するゲームを行います。
- 読書: 図書館から本を借りたり、朗読会に参加したりします。
- 囲碁・将棋: 頭を使いながら、他の入居者と交流を深めることができます。
創作活動を目的としたレクリエーション
- 折り紙: 季節の花や動物など、様々な作品を作ります。
- 塗り絵: 完成した作品は、施設内に飾ることもあります。
- 書道: 季節の言葉を書いたり、絵手紙を描いたりします。
- 手芸: 編み物、縫い物、ビーズ細工など、手先を使う作業を通して、集中力や達成感を味わえます。
音楽や鑑賞を目的としたレクリエーション
- 歌: 懐メロを歌ったり、合唱を楽しんだりします。
- 楽器演奏: 演奏会を開催したり、他の入居者と一緒に合奏を楽しんだりします。
- 映画鑑賞: 大型スクリーンで映画を鑑賞します。
- 落語や演劇鑑賞: プロの芸人や劇団を招いて、鑑賞会を開催します。
季節のイベント
- お花見: 春には、近くの公園にお花見に出かけます。
- 七夕: 短冊に願い事を書いたり、笹飾りを作り、七夕祭りを開催します。
- 夏祭り: 屋台を出したり、盆踊りを踊ったりして、夏祭り気分を味わいます。
- 敬老の日: 敬老会を開催し、入居者をお祝いします。
- クリスマス: クリスマスツリーを飾り、クリスマス会を開催します。
まとめ
本記事では、介護施設での生活はどのようなものかを、家での生活と異なる点なども含めて説明させていただきました。
家から介護施設に移ることは、環境の変化や慣れない生活への不安など、辛い面があることは事実ですが、同時に多くのメリットや良い面もあることをご理解いただけたのではないかと思います。
入居後は、スタッフや他の入居者とのコミュニケーションを積極的に取ったり、レクリエーションに参加したりすることで、新しい生活に早く馴染むことができると思います。
充実した日々を送れるよう、前向きな気持ちで新しい生活をスタートされることが大切だと思います。
株式会社サンクル